AtCoder Type Checker
AtCoder のコンテスト成績から、同じ (内部) レート帯の中で「多く解くタイプ」であるか「早く解くタイプ」であるかを判定します。
(2024-11-22 開催分までのデータを使用)
AtCoder ID を入力してください。
用語について
- 内部レート: こちらの記事における「レート (第二段階)」を指します。
- 順位率: ある参加者がコンテストで丁度 P 点を得て、丁度 P 点を得た中で R 位であり、丁度 P 点を得た人が合計 N (≥ 2) 人だった場合の (R−1) / (N−1) の値です。
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平均順位率: P > 0 である場合の順位率を、N を重みとして加重平均したものです (そのユーザーにとって Rated なコンテストのみを対象としています)。
同じ内部レート帯の中で比較したときのこの値の小ささを、当サイトでは早く解く能力と定義しています。
参加者が持つ、より高いレートを得る能力のうちの早く解く能力以外のすべてを、多く解く能力と定義しています。
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内部レートによる補正値: 平均順位率は内部レートと負の相関があり、その相関を取り除くための補正値です。
- 「同程度の内部レートの人が平均的に取得している平均順位率」を表します。
- サンプリングした約 2,000 ユーザーの平均順位率をもとに計算しています。
-
スコア: ((平均順位率) − (内部レートによる補正値)) × 100 です。スコアに応じて、以下の文が表示されます。
10 ~ |
かなり、多く解くタイプ |
5 ~ 10 |
多く解くタイプ |
1 ~ 5 |
わずかに、多く解くタイプ |
−1 ~ 1 |
中間的なタイプ |
−5 ~ −1 |
わずかに、早く解くタイプ |
−10 ~ −5 |
早く解くタイプ |
~ −10 |
かなり、早く解くタイプ |
補足
- 現在は、ページ上部記載の日付までに行われた、ナンバリングされている Rated な ABC・ARC・AGC のみを平均順位率の計算の対象としています。
- 指定した ID の内部レートが 0 ~ 3200 の範囲外の場合、サンプル不足により結果の信頼度が低くなり、その旨が表示されます。
-
上記の「平均順位率」の説明に記載した通り、当サイトでは全能力を「早解き力」「多解き力」の 2 つだけに分けています。これは単純化されており、実際には「解く問題を選ぶ能力」など、この 2
つ以外の能力も存在しています。
- 判定結果はあくまで当サイトでの定義に基づくものであり、その参加者の性質を保証するものではありません。また、タイプはコンテスト参加数が増えるにつれて大きく変わることがあります。
- 毎日 15 時頃 (日本時間) に、直近のコンテストまでの順位データが反映されます。
- ソースコードはこちら
- Q&A はこちら
大きな更新
それ以前のもの
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2023-09-01: 大規模な更新を行いました。以下が主な変更点です。
- 平均順位率に、人数を重みとした加重平均値を使用するように変更しました。
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補正値ラインの次数を上げました。(特に内部レート 400 以下や 2800 以上の領域で、補正値ライン (プロットの黒線) が補正値算出に使用したユーザー (青丸) により良く追従するようになりました。)
- 「内部レートによる補正値」を更新し、今後は毎月 1 日の 16 時頃 (日本時間) に自動で更新されるようにしました。
- 内部レートを計算する際のバグを修正しました。
- 2023-05-01: 毎日 15 時頃 (日本時間) に、直近のコンテストまでの順位データの反映を自動で行うようにしました。
- 2022-09-04: 判定結果を表示する際に、内部レート・平均順位率・補正値などのプロットを表示するようにしました。
-
2022-09-03: 大規模な更新を行いました。
- 直近のコンテストまでの順位データを反映しました。
- 平均順位率を求める際、そのユーザーにとって Rated なコンテストの結果のみを使用するように変更しました。
- 平均順位率を求める際、特定の点数を取得したコンテストの結果が使用されていなかったバグを修正しました。
- 上記すべてを反映した状態で、「内部レートによる補正値」を再計算しました。
- 2021-05-12: 「計算に使用したコンテスト数」として誤った値 (そのユーザの Rated コンテストの参加数) が表示されていた問題を修正しました。
サイト最終更新: 2024-11-23
順位データ: 2024-11-22 開催分までのデータを使用
内部レートによる補正値の最終更新: 2024-11-01
初回公開: 2021-03-21
作成者: @Tomii9273